人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
人の有能さはどこに存在するのか?
人の可能性を常に追求している私としては、「人に存在するでしょ」と思ってしまいましたが、違うところもあるようです。
むしろそっちの方を意識した方が、人の有能さを引き出せると思いました。
人材不足、働き方改革による時短や週休2日などで人の生産性は今まで以上に求めれるようになりました。
そして生産性アップのために、人のやる気や才能を引き出すために様々な工夫をされていると思います。
様々な苦労があると思いますが、どのような工夫をされていますか?
どうすると人ってやる気を出すんでしょうかね。
面白い記事がありましたので紹介します。
人の有能さを引き出す、もっともパワフルなものとは?
あなたのパフォーマンスは、現場ごとで変わったりしますか?現場を一緒にする仲間によってパフォーマンスは変わりますか?
以下の記事はまさにそのことを示しています。
そもそも「人の有能さ」とは、どこに存在しているのでしょうか?
出典:Coach’s VIEW「人の有能さを引き出す、もっともパワフルなものとは?」
「その人」の中に存在するものなのでしょうか?
このことを考える上で、興味深い事例があります。
心臓外科医の手術のスキルと患者の死亡率の関係の調査した。
その結果、患者の死亡率を下げる要因は、外科医の腕前でなく、どの病院の、どのサポートチームと仕事をするかという、チームメンバーとの協力関係によるものだった。(※1)
一流のスターアナリストが、別の会社に移籍した後でも成功を維持できたかを調べた。その結果、彼らの仕事の手腕は落ち、5年間は低いままだった。一方、チームメイトと共に移動した場合は、スターのパフォーマンスは落ちなかった。(※1)
こうした事例に触れると、人の有能さとは「チームとの間に発現している」と考えた方が理解しやすいようにも思います。
参考資料 ※1『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)アダム グラント(著)、楠木建(監訳)
この記事を読んで思ったのは、確かに人間関係によって人のパフォーマンスは変わる。だから、人の才能を引き出すことももちろんですが、それ以上に人間関係ってとても大事だなぁと思いました。
これはプロ野球で考えてもそうですよね。
個々の能力がとても高い巨人が毎年優勝するかと言えば、そうではない。広島カープが近年強いのは、チーム力で勝っているといってもいいですよね。
人の有能さとは「チームとの間に発現している」
非常に面白い気付きだと思いました。
「人は、環境と共に生き、環境と共に変化する」
出典:Coach’s VIEW「人の有能さを引き出す、もっともパワフルなものとは?」
それを示す興味深い研究があります。
運動量を増やすという行動変化を起こしてほしい対象者、Aさんがいたとき、Aさんが実際に行動をした場合、Aさんと組むパートナーがインセンティブを受け取れるようにします。
すると、Aさんは、自分1人でやろうとした場合に比べて、圧倒的に行動変化を起こすことが分かっており、行動変化の効果が4倍~8倍に達し、かつそれが持続するそうです。(※2)
Aさんが周囲から「社会的圧力」を得ることによる効果です。
参考資料 ※2『ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』アレックス・ペントランド(著)、矢野和男、小林啓倫(翻訳)
行動変化の効果が4倍~8倍に達し、かつそれが持続するっていうのは、凄いですね。
Aさんが頑張るとAさんと組んだパートナーがインセンティブを受け取れるということで、Aさんは頑張るわけですが、会社でもこんな仕組みがあったらどうなんでしょうかね。
まぁ、社員が頑張れば社長にインセンティブが入ると思っていたら、逆に頑張らないかな。笑
さっきの事例は、お互いがwin-winだから機能しているんですよね。
まとめ
私も振り返れば現場監督時代、上司が誰かによって全然パフォーマンスが違ってました。ある方には、「お前は本当に使えないなぁ」と散々説教されました。ただある人には、「君はスーパーマンか?」と凄いほめられたこともあります。(笑)
私の場合は顕著で、恐い上司の下だとまぁパフォーマンスがとても低いですね。それが嫌で、人がイキイキ働ける職場環境のサポートをする仕事をしているわけです。
仕事の内容以上に、仕事をするメンバーによって仕事の楽しさも、パフォーマンスも大きく変わってきますね。
その人の能力開発以上に、改めて人間関係という環境作り、大事ですね~。
あなたの職場は、社員がパフォーマンスを発揮しやすい環境ですか?
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Efyees株式会社
小宮勇人