人を大切にする経営で前年対比売上150%達成

社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。

今回のテーマは、
「教えること」と「教育」の違い、知っていますか?
についてです。

一見、同じようなことを言っているように感じますが、
実は違いますし、とても大事なポイントなのでお伝えします。

小宮 勇人

「教えること」と「教育」って同じじゃないの?

「教育」においてのゴールは?

 まず教育のおいてのゴールが
「知っている事」と「できる事」を一致させていくことです。

 

知っているだけでは、成果につながりません。

「知っていること」が「できる」ようになって、初めて成果につながりますし、ビジネスで求めているのは、成果です。

なので、成果を出してくれるのであれば、「教えること」と「教育」の違いを知らなくても全く問題ありません。

ただ、教えたところで、なかなか成果につながらないと困っているのが現状なのではないでしょうか?

だから、「教えること」と「教育」の違いを知り、意識して教育をすることが大事なんですね。

 

学習の5段階

 あるセミナーで学習の5段階というのを学びました。

  1. 知らないし、できない
  2. しっているけど、できない
  3. テキスト等を見れば、できる
  4. 見ないで、できる
  5. 教えることができる 

 

1. 知らないし、できない

知らなければ、当然できないですよね。
全く知らない状態ですね。
これが1段階目です。

2. 知っているけど、できない

「知っている」のと「できる」のとでは、違います。
知っているけど、できないことってありませんか?

例えば、野球の初心者にフォークの投げ方を教えても、いきなりはできないですよね。
ギターのやり方を教わって、知識はあっても弾けないですよね。
「知っているけど、できない」が2段階目です。

3. テキスト等を見れば、できる

3段階目は、テキスト等見ながらであれば、できるレベルです。
または、上司やサポートしてもらいながらなら、できるレベルです。
成長の初期段階ですね。
ここから、4段階目へ行くのに、時間が掛かるんですよね。
だから、この段階で挫折しないよう、上司がサポートする必要があるんですね。

4. 見ないで、できる

ここまでくると、一安心。
本人も成長感を感じ、楽しさを感じています。
この4段階目にくるために必要なのが「繰り返し反復」なんですね。
見ないでできるようになると、応用もできるようになってきます。

5. 教えることができる

学習の5段階目があります。
それが、「教えることができる」です。
見ないでできても、実は教えることができるとは限りません。
人前で話をしたことがある人はわかると思いますが、
「教えること」ってとても勉強になります。

多くの方は、教育とは「教えること」だと勘違いしてます。

教育は、ただ知識をあたえることだけではありません。

 

知識だけでは、「学習の5段階」の「2. 知っているけど、できない」レベルで、できなければ成果にはつながりません。

 

教育とは教え、育むこと

教育という漢字からも分かるように、

教:教える

育:育てる、育む

この2文字から成り立っているわけで、「教える」だけでは教育ではないという事です。

 

 

「何度も何度も同じこと言わせるな!!」と、昔はよく上司に怒られました。

また、よく部下に対してグチを言っている人は、「何度言ってもあいつは失敗するんだよなぁ」と言っています。

 

上司の役割が、部下の才能を引き出すことが役割なら、ダメ上司ほど部下に対してのグチ・不平・不満を言っていますが、残念ながら上司としての才能がないことをアピールしてますよね。

 

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知識をスキルとして身に付けさせるために

教育とは、知識を教えることだけではなく、その知識がスキルとして身に付き、成果につながってくれるかどうかです。

 

そのためには、

  1. 知識、やり方を教える
  2. 本人に教えた通りにやらせてみる
  3. その結果に対して、フィードバックをする

 

これの繰り返しです。

知識をスキルにするには、「繰り返し反復」しかありません。

 

 

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部下をつぶしてしまうパターン

また、部下をつぶしてしまうできない上司のパターンは、

  1. 知識、やり方を教える
  2. 本人に教えた通りにやらせてみる
  3. その結果に対して、

    「なんで俺の言ったとおりにやってないんだ!!」

    と怒る

 このパターンを繰り返すと、部下は考える力はなくなり、上司に言われたとおりにやって失敗やミスをしたら、必ず上司のせいにします。

そして、お客様に対してではなく、上司に怒られないためにどうすればいいかと考えるようになります。

これでは部下は育たないし、いつか会社を辞めていくでしょう。
 

こうなるとお互いつらい状況だね

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部下の才能を伸ばすパターン

部下の才能を伸ばすできる上司のパターンは、

  1. 知識、やり方を教える
  2. 本人に教えた通りにやらせてみる
  3. その結果に対して、勇気づけをする


「こういうところがいいぞ」

「今回の結果に対して自己評価は何点だ?」

「では、満点になるためにはどうする?」

「更に良くなるためのアドバイスをしていいか?」

「お前ならできるぞ!!」

と、相手の話を聞きながら、勇気付けをしていきます。

 

「勇気づけ」してくれる上司だと、更に頑張ろうとするよね

実際にやらせた後の対応、これが「教えること」と「教育」の大きな違いです。

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まとめ

 今回は、「教えること」と「教育」の違いについて考えてみました。

読んでみると、そうでよなぁと思う方もいると思いますが、できている人がいるかというと、結構少ないです。

ビジネスで求められるのは成果であり、そのために「教育」が必要です。
教える、伝える、指示命令だけで、人が成長するなら、楽ですよね。

大切なのは教え、育むことの「教育」です。

あなたは部下に、どんな「教育」をしてますか?

 

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