小宮 勇人
ある工務店さんで勉強会のサポートをさせていただきましたので、報告します。
ここの工務店さんの勉強会も今回で12回目ということで、1年が経ちました。
初めは手探りで始まった勉強会も、今では自分たちのこだわりをどうアピールしていったらよいかなどの勉強会になっています。
インスタやYouTubeも行うようになり、確実に成長しているのがわかります。
私がどのようなサポートをしているかというと、勉強会の場づくりです。
社内だけで行うとどうしてもだらけたり、話が脱線したり、社長が一方的に話してみんなからの意見がでてこないなどの状況がおきてしまいます。
そうなると参加者である社員はつまらなく思い、やらされ感も増え、勉強会の雰囲気も悪くなり、結局は続かなくなります。
そうならないための場づくりをEfyees（エフィーズ）では行っています。
実際にどのようなことを行っているかというと、以下のようなことを行っています。
1. 勉強会はなぜするのか？
2. 勉強会をすると何を得られるのか？
3. 会社は「建てること」を通して何を売っているのか？
4. 会社の目標はなにか？
5. 自分の目標は何か？
6. 住まいとはそもそも何か？
7. あなたにとっての極上の住まいは？
8. 50年後に求められる住まいとは？
9. 会社が目指す方向性は？
上記のような質問をし、皆さんで価値観、考え方のすり合わせを行っていきます。
初めはほとんどの方が答えられなかったり、答えがあいまいだったりします。
それが会を重ねることで、皆さんが答えられるようになってきます。
社員の成長無くして、会社の成長はあり得ません。
社員の成長とは、上記の内容を答えられることであり、それを意識して行動できる力です。
例えば、会社の目標やご自身の目標を答えられる人、結構少ないと思います。
また我々は「住まい」を売っているわけではありません。
多くの方はここを勘違いしています。
例えば、世の中、家に住んでいない人が多くいるなら「住まい」を売るのはいいと思います。
でもお客様にしたい方は、皆さん現在、住まいがある方です。
「住まい」があるのに、「住まい」を買うということはしないわけです。
しかも35年ローン付きの住まいなんて買うわけありません。
だから、上記3の質問の
3. 会社は「建てること」を通して何を売っているのか？
を、社員皆さんで共有することがとても大事なわけです。
「住まい」を通して何を売っているのか？というのは、コーヒーを例えにするとわかりやすいですが、
例えば、
・コンビニの100円「コーヒー」
・スタバ等の500円「コーヒー」
・ホテルラウンジの1,000円「コーヒー」
と3種類の「コーヒー」があります。
それぞれ「コーヒー」を売っているわけですが、
どの「コーヒー」も売れます。
しかもコンビニのコーヒーをホテルのラウンジで出しても
その味の違いが分からない人が多いのに
10倍の値段で売れるわけです。
面白いですよね。
これは「コーヒー」を買っているのですが、
決め手が「コーヒー」以外の何かということなんです。
お客様は「コーヒー」を通して何かを買っているわけです。
コンビニやスタバ等で得られない何かを
ホテルのラウンジで「コーヒー」を通して買っているわけですね。
だからこそ、工務店として「住まい」を売っているなら
住まいを通して何を売っているか？なんですね。
こういったところの納得いく答えを引き出すお手伝いと社内浸透が
弊社として行っているサービスの一部です。
ぜひあなたも住まいを通して何を売っているのかを深堀して
社内に浸透させてみてくださいね。
