先日、ある工事会社さんで
「笑みーティング」という会議のサポートをしてきたので
それについて記載しますね。
今回のブログは、
「離職率を下げたい」
「離職率を下げるための具体的な方法を知りたい」
「離職率を下げる方法を取り組みたい」
というお悩みの方に対して
実際に行われている「離職率を下げる的確な方法」についてご紹介します。
工務店・リフォーム会社・工事会社を中心に
人材育成の悩みをなくすお手伝いをしています。
現場監督を10年以上行い、その後独立。
建設業を中心に人材育成コンサルタントとして現在8年目。
売り上げを5倍に伸ばした会社様も出てきました。
実際に行っている事例とともに、
具体的で、わかりやすく、実践しやすい方法を紹介します。
工事会社で行っている離職率を下げるための「笑みーティング」
![](https://efyees.com/wp-content/uploads/2021/08/5124993_s-min.jpg)
ここの工事会社では毎月笑みーティング(会議)のサポートということで
コンサルティングをさせていただいています。
笑みーティング(会議)で行うことは、
コミュニケーションスキルを学んだり
お互いで感謝を伝えたり
従業員満足度調査を行ったり
お互いの人間関係を良くし
組織の生産性を高めるための取り組みをしています。
今月は、先月に従業員満足度調査を行ったので
その結果を発表し、
それをもとに話し合うことをしました。
![「笑みーティング」誕生!!](https://efyees.com/wp-content/uploads/2016/03/3c5e4def2afca75551de6f1e3927ed8e.jpg)
![社員が会社に誇りを持てるようになる「笑みーティング」](https://efyees.com/wp-content/uploads/2018/05/会社に誇りを持つ笑みーティング-scaled.jpg)
会社を辞める理由は職場に不満があるから
![](https://efyees.com/wp-content/uploads/2021/08/4950997_s-min.jpg)
会社を辞める理由は、色々とありますが
人間関係が大半をしてめていると私は思っています。
下記は一般的な退職理由ですが、
給料、労働環境、経営状況以外は
人間関係が大きな影響を占めているのがわかると思います。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
出典:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10/リクナビNEXT
また、人それぞれ考え方、価値観が違うので、
結局は職場の本音を本人から聞くのが一番いいわけです。
だから、従業員満足度調査という
本音を引き出すためのことを行っています。
質問事項としては、
・仕事にやりがいを感じていますか?
・スキル・能力が身につく仕事環境だと思いますか?
・会社から大切にされている実感がありますか?
・社内の人間関係は良好だと思いますか?
・会社は自分のものだという当事者意識がありますか?
などの質問をして5点評価をつけてもらいます。
そして本音を引き出すために、
・名前は無記名であること
・ネットのアンケート機能を使う
ことをしています。
離職率を下げるために不満を知る
従業員満足度調査を行うと質問に対しての点数が出てきます。
5点満点で評価してもらっているので、
5点に近ければ、その項目は満足している
1点に近ければ、その項目は不満である
ということがわかると思います。
サンプル事例として添付写真をつけていますが、
![](https://efyees.com/wp-content/uploads/2021/08/DSC_0242-1-min-640x360.jpg)
この例だと
b「スキル・能力が身につく仕事環境である」が
「4.3点」で高く
d「仕事に集中しやすい職場環境である」が
「3.0点」で低いことがわかります。
![社長と社員の意識のズレを調整する確実な方法](https://efyees.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_0183-1-scaled.jpg)
離職率を下げるための不満調整方法
![](https://efyees.com/wp-content/uploads/2021/08/22198509_s-min.jpg)
離職率を下げるたの不満調整方法として、
実は社長にも従業員満足度調査を行っています。
えっ、社長も行うの?と思うかもしれませんが
社員とのギャップを知るためにはとても重要なんですね。
社長には、従業員としてやってくださいではなく
「社員が何点をつけるかを予測してください」
として行っていただいています。
そうすると社長とのギャップが見えてくるわけです。
これは大きな発見ですね~。
この結果を見せると社員さんの反応は
自分たちの低い点より
社長とのギャップがある項目に
焦点が当たる傾向にあります。
実際に社長とのギャップが、社長の不満ですしね。
従業員満足度調査といいながら、
実は社長の不満足度も調べることができるわけです。
特に大事なところは、
社長の点数が高くて、社員の点数が低いところ
これは要注意の項目になります。
今回の事例ですと、a、c、dの項目ですね。
質問a:社長の点数:4.5 社員の平均点:4.0 ギャップは「0.5」
質問c:社長の点数:4.0 社員の平均点:3.3 ギャップは「0.7」
質問d:社長の点数:3.5 社員の平均点:3.0 ギャップは「0.5」
質問kのギャップは「1.5点」と高いですが、
社長の点数が低くて、社員さんの点数が高いので
つまり社員は満足しているので
そんなに問題にはなりません。
このように不満という抽象的なことを言語化、数値化することで
話し合いがより濃く、具体的なものになっていきます。
そうするとお互いで話し合いをすることで
調整がしやすくなるわけです。
まとめ
今回は、「工事会社の離職率を下げる的確な方法」についてお伝えしました。
人手不足の中、希望をもって就職してるのに、
離職してしまうのは非常にもったいないですよね。
そして突然の離職や給料面以外での理由で辞められるのは
非常に残念ですよね。
そうならないためにも、本音を引き出せる取り組みを行ってください。
今回は、離職率を下げる的確な方法として
従業員満足度調査というアンケート手法をお伝えしました。
大事なポイントとして、社長も従業員満足度調査の予測を行い、
社長とのギャップもみて、皆さんと話し合う
ということをお伝えしました。
初めて行うときは、非常にドキドキすると思いますし、
社員に対して不満に思うこともあるかもしれません。
ですが、会社を社員とともに大きくしていきたい
という思いがあるなら、ぜひ取り組んでみてください。
「みんなと会社を大きくしていきたい。そのために協力してくれ」
という言葉を添えて、従業員満足度調査を行えば、
必ず深いコミュニケーションができることは、間違いありません。
「みんなと会社を大きくしていきたい」
この思いが、社員との絆を深め、離職率を下げることにつながっていくはずです。
是非社員と一緒に、従業員満足度調査を行ってみてくださいね。