先日、ある工事会社さんで
「笑みーティング」という会議のサポートをしてきたので
それについて記載しますね。

今回のブログは、

「離職率を下げたい」
「離職率を下げるための具体的な方法を知りたい」
「離職率を下げる方法を取り組みたい」

というお悩みの方に対して
実際に行われている「離職率を下げる的確な方法」についてご紹介します。

工務店・リフォーム会社・工事会社を中心に
人材育成の悩みをなくすお手伝いをしています。

現場監督を10年以上行い、その後独立。
建設業を中心に人材育成コンサルタントとして現在8年目。
売り上げを5倍に伸ばした会社様も出てきました。

実際に行っている事例とともに、
具体的で、わかりやすく、実践しやすい方法を紹介します。

工事会社で行っている離職率を下げるための「笑みーティング」

ここの工事会社では毎月笑みーティング(会議)のサポートということで
コンサルティングをさせていただいています。


笑みーティング(会議)で行うことは、

コミュニケーションスキルを学んだり
お互いで感謝を伝えたり
従業員満足度調査を行ったり
お互いの人間関係を良くし

組織の生産性を高めるための取り組みをしています。


今月は、先月に従業員満足度調査を行ったので
その結果を発表し、
それをもとに話し合うことをしました。

「笑みーティング」誕生!!
「笑みーティング」誕生!!
会議と聞くとどんなイメージでしょうか? ・上司が一方的に話しているからおもしろくない ・退屈だから寝ないようにするのが大変 ・会議するなら、.....
社員が会社に誇りを持てるようになる「笑みーティング」
社員が会社に誇りを持てるようになる「笑みーティング」
人を大切にする経営で前年対比売上150% 社員の自主性と責任感を育て 単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。 今日はある工事会社様.....

会社を辞める理由は職場に不満があるから

会社を辞める理由は、色々とありますが
人間関係が大半をしてめていると私は思っています。

下記は一般的な退職理由ですが、
給料、労働環境、経営状況以外は
人間関係が大きな影響を占めているのがわかると思います。

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)

2位:労働時間・環境が不満だった(14%)

3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)

4位:給与が低かった(12%)

5位:仕事内容が面白くなかった(9%)

6位:社長がワンマンだった(7%)

7位:社風が合わなかった(6%)

7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)

7位:キャリアアップしたかった(6%)

10位:昇進・評価が不満だった(4%)

出典:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10/リクナビNEXT

また、人それぞれ考え方、価値観が違うので、
結局は職場の本音を本人から聞くのが一番いいわけです。

だから、従業員満足度調査という
本音を引き出すためのこと
を行っています。

質問事項としては、

・仕事にやりがいを感じていますか?
・スキル・能力が身につく仕事環境だと思いますか?
・会社から大切にされている実感がありますか?
・社内の人間関係は良好だと思いますか?
・会社は自分のものだという当事者意識がありますか?

などの質問をして5点評価をつけてもらいます。

そして本音を引き出すために、

・名前は無記名であること
・ネットのアンケート機能を使う

ことをしています。

離職率を下げるために不満を知る

従業員満足度調査を行うと質問に対しての点数が出てきます。

5点満点で評価してもらっているので、
5点に近ければ、その項目は満足している
1点に近ければ、その項目は不満である
ということがわかると思います。

サンプル事例として添付写真をつけていますが、


この例だと

b「スキル・能力が身につく仕事環境である」が
「4.3点」で高く

d「仕事に集中しやすい職場環境である」が
「3.0点」で低いことがわかります。

社長と社員の意識のズレを調整する確実な方法
社長と社員の意識のズレを調整する確実な方法
先週、ある工事会社で笑みーティングという会議のサポートをさせていただきました。今回はその報告をしますね。 この会社様は毎月会議という笑みーテ.....

離職率を下げるための不満調整方法

離職率を下げるたの不満調整方法として、
実は社長にも従業員満足度調査を行っています。

えっ、社長も行うの?と思うかもしれませんが
社員とのギャップを知るためにはとても重要なんですね。

社長には、従業員としてやってくださいではなく
「社員が何点をつけるかを予測してください」
として行っていただいています。

そうすると社長とのギャップが見えてくるわけです。
これは大きな発見ですね~。

この結果を見せると社員さんの反応は
自分たちの低い点より
社長とのギャップがある項目に
焦点が当たる傾向にあります。

実際に社長とのギャップが、社長の不満ですしね。
従業員満足度調査といいながら、
実は社長の不満足度も調べることができるわけです。

特に大事なところは、
社長の点数が高くて、社員の点数が低いところ

これは要注意の項目になります。

今回の事例ですと、a、c、dの項目ですね。
質問a:社長の点数:4.5 社員の平均点:4.0 ギャップは「0.5」
質問c:社長の点数:4.0 社員の平均点:3.3 ギャップは「0.7」
質問d:社長の点数:3.5 社員の平均点:3.0 ギャップは「0.5」

質問kのギャップは「1.5点」と高いですが、
社長の点数が低くて、社員さんの点数が高いので
つまり社員は満足しているので
そんなに問題にはなりません。

このように不満という抽象的なことを言語化、数値化すること
話し合いがより濃く、具体的なものになっていきます。

そうするとお互いで話し合いをすることで
調整がしやすくなるわけです。

まとめ

今回は、「工事会社の離職率を下げる的確な方法」についてお伝えしました。

人手不足の中、希望をもって就職してるのに、
離職してしまうのは非常にもったいないですよね。

そして突然の離職や給料面以外での理由で辞められるのは
非常に残念ですよね。

そうならないためにも、本音を引き出せる取り組みを行ってください。

今回は、離職率を下げる的確な方法として
従業員満足度調査というアンケート手法をお伝えしました。

大事なポイントとして、社長も従業員満足度調査の予測を行い、
社長とのギャップもみて、皆さんと話し合う

ということをお伝えしました。

初めて行うときは、非常にドキドキすると思いますし、
社員に対して不満に思うこともあるかもしれません。

ですが、会社を社員とともに大きくしていきたい
という思いがあるなら、ぜひ取り組んでみてください。

「みんなと会社を大きくしていきたい。そのために協力してくれ」
という言葉を添えて、従業員満足度調査を行えば、
必ず深いコミュニケーションができることは、間違いありません。


「みんなと会社を大きくしていきたい」

この思いが、社員との絆を深め、離職率を下げることにつながっていくはずです。

是非社員と一緒に、従業員満足度調査を行ってみてくださいね。