人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
人材確保につなげる人財育成をしている小宮です。

 

転職者の方って、どの経路でどのくらいの方が入職しているか、ご存知ですか?

例えば、ハローワークから〇人、広告から〇人などです。

こういったデータがあると求人を考える際、一つの参考になります。

また、意外な結果もあり、いい発見になりました。

  

入職者の入職経路

厚生労働省が「入職者の入職経路に関する分析」という結果を公表してます。

どの経路から入職しているのかというと、1位:広告、2位:縁故、3位:ハローワークの順です。

広告はお金をかけている分、当然効果的ですが、無料のハローワークに対して1.77倍(268万人÷151万人)の効果です。


例えば、同じ商品でAとBがありました。

Aの商品は無料です。
Bの商品の単価は10万円ですが、効果は1.77倍です。

ということです。
もちろん広告媒体によって料金も効果も違うと思いますが、平均すると効果は1.77倍だという事です。

  

・入職経路として多いものは、広告、縁故、ハローワーク
厚生労働省「雇用動向調査」でみた、平成 25 年の入職者数は 749 万人で、その入職経路をみると、広告によるものが 268 万人と最も多く、次いで縁故の 163 万人、ハローワークの 151 万人となっている。

引用:厚生労働省/労働市場分析レポート/入職者の入職経路に関する分析
引用:厚生労働省/労働市場分析レポート/入職者の入職経路に関する分析

入職者の入職経路別内訳の推移

こちらは平成25年までの入職経路別内訳の推移です。これによって最近の傾向がわかります。

 

引用:厚生労働省/労働市場分析レポート/入職者の入職経路に関する分析

 

グラフは平成25年までですが、別のデータで平成28年までのデータがありましたので記載します。平成25年から1年ごとの数値です。

例えば、職業安定所は平成25年は20.1%だったのが、平成28年では16.1%に減っています。


・広告 35.8% → 37.4% → 31.9% → 30.6%
・縁故 21.8% → 21.0% → 23.1% → 24.7% 
・職業安定所 20.1%(H25) → 18.8%(H26) → 17.4%(H27) → 16.1%(H28)
・学校 6.0% → 6.3% → 6.9% → 7.8%
・ハローワークインターネットサービス 4.4% → 4.4% → 5.4% → 5.5%
・民営職業紹介所 2.7% → 3.5% → 4.0% → 4.1%



上昇傾向にあるのが

・縁故(13%アップ) 21.8% → 21.0% → 23.1% → 24.7% 
・学校(30%アップ) 6.0% → 6.3% → 6.9% → 7.8%
・ハローワークインターネットサービス(25%アップ) 4.4% → 4.4% → 5.4% → 5.5%
・民営職業紹介所(52%アップ) 2.7% → 3.5% → 4.0% → 4.1%



下降傾向にあるのが

・広告 35.8% → 37.4% → 31.9% → 30.6%
・職業安定所 20.1%(H25) → 18.8%(H26) → 17.4%(H27) → 16.1%(H28)



広告、職業安定所の全体に対しての割合は多いですが、最近は下降傾向にあるという事です。

また学校やハローワークインターネットサービスが無料で上昇傾向にありよさそうですね。

  

入職者の企業規模別入職経路

企業規模で見ていくとまた傾向が出てきますね。
従業員数が100人未満だと 職業安定所>広告 ですね。

小さい会社は広告費をあまりかけられないから、以下のような結果になりますよね。
 
ただ、広告より職業安定所からの方が入職者が多いのはビックリですね。

引用:厚生労働省/労働市場分析レポート/入職者の入職経路に関する分析

 

入職者の年齢階級別入職経路

こちらは年齢別の表です。

どの年代が、どの経路から入職しているのがわかります。

上の表が男性ですが、

25~34歳 職業安定所23.5% < 広告32.7%
35~44歳 職業安定所25.6% ≒ 広告26.4%

です。


35~44歳の入職者は、職業安定所25.6% ≒ 広告26.4% とほぼ一緒。

更に企業規模別も考慮したら、100人未満の企業なら恐らく
職業安定所 > 広告 になりそうですよね。

引用:厚生労働省/労働市場分析レポート/入職者の入職経路に関する分析

 

まとめ

従業員規模が100人未満で年齢も44歳以下の方を狙うなら、実は職業安定所(ハローワーク)がいいという事がわかりますね。

実は求職者にとってのハローワークって、失業給付金(手当)がもらえる素敵な場所なんですね。

会社に勤めたら雇用保険を払うわけですが、その雇用保険の一部が失業給付金(手当)になるわけです。

せっかく払ったお金ですから、退職して頂けるなら欲しいですよね。

ということで、ハローワークはかなり効果的なのがわかります。

 

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小宮勇人

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