絵は同じ、でも違う絵
全く同じ絵なのに、絵の向きを変えただけで「TOKAI」と「INAKA」を表現してます。 出典:有村さんのツイッターよりあなたはどっちが好きですか?
「TOKAI」ですか?それとも「INAKA」ですか?
一枚の同じ絵なのに、見方が変わると、違う絵になる。面白いですね。また、見方が変わるとそこから感じる感情も違いますよね。
まずは自分の感情をコントロール
人材育成のスキルアップのためには、解釈の幅を広げることはとても大切です。
例えば、先程の絵は全く同じ絵ですが、見方を変えると違うように見える。
例えば部下が失敗をしたとします。
失敗をするとついカッとなり、怒ってしまう方もいます。
お前のためだといい、ただ感情をぶつける方もいますが、部下としてはこういう上司の下では働きたくないですね。
その方がいれば怒られないように真面目にしますが、いなければしないでしょう。
人材育成とは、相手の自主性と責任感を育てることです。
怒られるから真面目にやるでは、自主性も責任感もあまり育たないでしょう。
では、どうしたらいいかというと、上司の解釈の幅を広げることです。
相手をコントロールしたいなら、まず自分の感情をコントロールをすることからです。
失敗に対しての解釈の幅を広げる
先程の絵もそうですが、失敗に対しての解釈の幅を広げます。失敗→裏切られた→怒りではなく失敗→成長のチャンス→ニヤリ失敗は、部下の自主性を育てるチャンスなんです。成功した時や順調な時は、人ってアドバイスを聞かないので成長しにくいんです。逆に、失敗した時はショックを受けているので、変化しようとする時なんですね。人材育成が上手な方は、これを知っているのでニヤリとするんですね。具体的には、
部下「社長、すいません、失敗してしまいました」
社長「失敗?どうした?」
部下「すいません、言われた通りやったんですが、そのあと色々あって上手くいきませんでした。」
社長「そっかぁ。じゃあ、この出来事から、何を学んだ?」
実はこの質問がとても大事です。この質問をしないで、「お前なぁ、」と始まると相手は心を閉ざし、ただ聞いているだけになり、自主性は育たないでしょう。
さっきの質問によって、部下は何かを答えます。
部下「・・・そうですね、〇〇を学びました。」そして、次の質問も強力です。
社長「じゃあ、もし問題が起きる前に戻れたら、何する?」
部下「・・・そうですね〜、〇〇します。」
社長「じゃあ、次回同じようなことが起きたら、〇〇できるか?」
部下「はい、〇〇します」
質問をして、相手に答えさせる。これによって考える力が身につきます。
そして発言することによって、「言ったからにはやる」という責任感も生まれます。人材育成をするにあたっては、ここが本当に大事ですね。
まとめ
部下のミスに対してついカッとなってしまう場合があります。
その気持ちはわかりますが、怒ってもなかなか上手くいかないですよね。
まずは、解釈の幅を広げ、出来事に対しての見方を増やしてみてください。
今回の絵のように、見方を変えると違ったものに見えますからね。
そうすると自分の感情をコントロールしやすいです。
失敗→ふざけるな
ではなく
失敗→成長のチャンス→ニヤリ
です。
あなたは、部下の成長チャンスを潰してますか?それとも活かしてますか?
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