人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
人材育成って相手の成長のために行いますが、それを「あなたのためにやってあげている」と思ったら残念ながら上手くいきません。
人材育成は、相手のためなんですが、自分のためなんですね。
認められたくて、認められたくて、認められたい存在
人って認められたくて、認められたくて、認められたい存在なんですよね。この認められたい欲求って、本当に強いです。したい、寝たい、食べたいという生存欲求より強いんです。
例えば、いじめにおいて無視された時、人ってどうなるのか。本当に追い込まれると、したい、寝たい、食べたいという欲求が出てこなくなります。仮にその欲求を満たしても、強烈な無視をされ続けると、心は満たされないままです。
なぜなら、認められたい欲求がそれ以上に強いため、存在すら認めないという無視は、精神的に本当に大きな影響を与えるんです。だからこそ、相手を認めてあげるということがとても大事だということを、まず知ってください。
「相手のために」と思い行動すると、人間関係が悪化する
先日、ある方にコーチングセッションをさせていただきました。そして、色々とお話を聞かせていただいたのですが、非常に個性的で面白い方だなぁと思いました。個性的な人ってとても好きなんですが、そういう方には色々とご紹介をしたくなってしまい、その方と私が会わせたい人含めて3人であうセッティングをさせていただいたんです。
相手も紹介者も喜んでいたので良かったのですが、結局3人で会うにはいたりませんでした。会う前日の午前中に予定を確認させていただいて大丈夫だったんですが、なんとその日の21時過ぎにキャンセルのメッセージがきて、残念な結果になりました。
他にもご紹介させていただいたのですが、結局つながらず、なんだかなぁという気分でした。
「相手のために」と思ったのですが、相手から私が予想した反応がなかったので、正直イラッときてしまいました。
特に、相手との約束を私は大切にしているので、それに反する行動をされると更にイラッとしました。
ただ、今回は「相手のために」という私が勝手にそう判断して、相手に対して押し付けている可能性もあるわけです。それは相手にしたら迷惑ですよね。もちろんこっちは押し付けるつもりはないわけですが、「相手のためにしてあげている」という気持ちが出ると、まぁ上手くいきません。
「相手のためにしてあげる」と思って接していると、その見返りが欲しい気持ちが出てくるんですね。
「小宮さんのおかげで、素敵なご縁になりました。」なんて言われたら、本当にうれしいです。これは認められたい欲求があるからです。
でもそれが返ってこなかったり、いい加減な対応をされると非常に腹が立つわけです。それが「相手のために」と思い行動すると、人間関係が悪化する理由ですね。
学びの5段階
人材育成も考え方は同じです。
「相手のためにしてあげる」のが人材育成ですが、「してあげる」と思うと、その見返りや相手がこちらの望む行動をしないと、ムカついてきてしまい、上手くいきません。
ここは非常に大事なのですが、教育は誰のためにするのかということです。相手のためでもありますが、自分の成長のために教えさせていただいている、この気持ち、この考え方がないと上手くいきません。
さて、学びの5段階という考え方があります。
1.知らない、できない
2.知っている、できる
3.見れば、できる
4.見ないでも、できる
5.教えることができる
つまり、相手に教えることこそ、自分自身が大きく成長できるということです。教えることは、そのチャンスをいただいているわけですから、見返りが来なかったら、まだまだだなというだけです。そして、教えるという自分自身の成長のチャンスをもらったわけですから、本当はこっちが相手に感謝ですよね。
「相手に教えてあげている」ではなく、「成長の機会をいただいている」と思うのは、本当に大きな違いですから、覚えておいてくださいね。
まとめ
「相手に何かしてあげたい」という気持ちはとても大事ですが、その自分の深層心理は知っておいてくださいね。
相手のためにしてあげて、相手が変化して、それを見て自分が喜ぶ。
結局自分が喜びたい気持ちがあるわけです。
だから相手のためにするんだけど、見返りは求めない。そして変化してくれたらうれしいな、ぐらいで思っておいてください。
また、成長できる機会をもらったと思えば、相手に対してこっちから感謝ですよね。教育を通して相手との人間関係が悪くなるのではなく、より良くなる人間関係を作っていってくださいね。
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小宮勇人
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