人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
株式会社喜久屋という衣服等のクリーニングの会社をご存知でしょうか?
「第1回日本サービス大賞 優秀賞」を受賞した会社なのですが、商工会で以下のタイトルの講演会があったので参加致しました。
「第1回日本サービス大賞 優秀賞」を受賞した経営者が語る
『顧客満足と業務効率を同時に高める仕組みづくり』
ちょっと気になりますよね。
右肩下がりの業界
衣服のクリーニング事業というのは、業界的に縮小縮小しているのですが、具体的には
8,200億円(1992年) → 3,700億円(2016年)約55%ダウンです。
そのため生き残りをかけ、「低価格」「スピード仕上げ」などの争いが進み、品質の低下、繁忙期の生産集中がさらに加速している状況のようです。
例えば建設業でも、畳業、外構業(庭師)、左官業は昔と比べたら、住宅の売上は縮小している業界です。
洋室が増え和室が減れば、畳の需要は減ります。 → 畳 売上減
庭の手入れが手間がかかるということで、庭を持たない家庭が増えてきた → 外構(庭師) 売上減
外壁は左官からサイディング、内壁は左官からクロス → 左官 売上減
このように外部環境の変化によって需要が減り、売上が下がります。
外部の需要は減っている、ただその仕事をしている人は減らない。そうなると、仕事の取り合いで、価格競争ですよね。
付加価値サービスへの取り組み
そのような右肩下がりの状況の中、衣類のクリーニング株式会社喜久屋は新しい価値に取組みます。
収納スペース無料提供というサービスを付け、価格競争に巻き込まれなかったようです。
季節ものの衣類って、シーズンの時はいいですが、シーズンが終わると邪魔ですよね。
なので、シーズンが終わりクリーニングしたらそのまま預かってくれるんです。
無料でしかも最長9か月。
これは便利ですよね。
話を聞いてキャッチコピーがいいなぁと思いました。
「クリーニングを喜久屋に出すと、部屋が広くなる」
株式会社喜久屋 中畠社長の取り組み
他にはこのような話をしていました。
・安売りでは、誰も幸せになりません。
・ガラスのコップ、割れたら捨てられる。会社も利用者に役に立たないサービスは見捨てられる
・時代は変化する。だから会社も変化が必要。
・その時代の人に対して役に立っているのか?
・相手よし、周りよし、我なし → 結果的に我よしになる
・本当に助けたい、役立ちたいという思いの純度が高いと、結果がいい。その思いによこしまな考え等が入り、よどむと、結果が良くない。
・脳の中にアイデアという水を貯めるドラム缶があり、その水を貯めて貯めて貯めて、ある時溢れる。これがヒラメキとなる。
・自分の心は弱い。悪魔のささやきにすぐやられる。だから、決意と感謝を毎日している。
人手不足でも人材募集はできているようです。
クリーニングの工場って3K。室内は40度で誰も普通はクリーニング工場で働きたいと思わない。
そこで、クリーニング工場では働きたくなくても、喜久屋で働く人を増やそうと、考え試行錯誤したようです。
まとめ
建設業でも少子高齢化で、顧客のニーズは変化します。
だから、チャンスです。
今までやってきたことも大事ですが、新しい価値への取り組みもしていかないと、どんどん価格競争に巻き込まれてしまいます。
あなたは、新たな価値への取り組みのために何をしますか?
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Efyees株式会社
小宮勇人
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