人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
成功する会社を目指すけど、成功すればいいのか?というとそうではありません。
Microsoftという大企業でも危機感を感じ、変革に取り組んでいます。
マイクロソフトの成長は、
1980年 800万ドル
1990年 1億8350万ドル
2000年 230億ドル
2010年 625億ドル
2015年には936億ドルの売上高を記録し、IT業界の巨艦、IBMを売上高で追い抜いています。
出典:保守化する社員を変えるためにマイクロソフトが実践する10の習慣
これほどの大成功した企業であっても、危機感を感じ変革に取り組まなければ「大企業病」という保守的なマインドになってしまい、衰退の道を歩んでしまうからです。
小さい会社でも社内のカルチャー改革は大変ですが、大企業はもっと大変。
では、変革するための押さえるべきポイントはなんでしょうか?
■ カルチャー変革を成功させるために
いきなりはダメ、キッカケを見つける
社長がどこかから学んで、
「さぁみんな、今日から新しいことをするよ」と言っても、
「え~、なに~?今度は何するの?」と
嫌々言われないにしても、
「やったー」って喜ぶ社員っていないですよね。
せっかく学んだのに、それをすぐ活かせない。
変えたいけど、言っても嫌がられるし、続かないし・・・。
そして日常の忙しさから、いつの間にか学んだ事も忘れて、今までと同じ行動で結局何も変わっていないという事はないですか?
会社を成功体質に変えていくためには、色々な壁があると思いますが、まず初めに来るのが導入部分です。
日々一生懸命仕事をして、色々とストレスを抱えている状況の中、いきなり新しいことをしようとしても、拒絶されます。
ではどうしたらいいのかというと、何かキッカケを見つけてください。
例えば、学生の頃
正月、3月学校卒業、4月入学、GW長期休暇、8月夏休み、など、何か新しいことをしようとしませんでしたか?
これと同様に、何か新しいことを始めるには、理由となるキッカケを見つけてください。
例えば会社だと
設立記念日、決算が出た、新メンバーが加わった、誰かが辞めた、今までに受けたことのない仕事に取組む、大失敗をしたなど
この様なキッカケがあると、人は納得して動きやすいです。
キッカケを見つけ、危機感を共有する
キッカケを見つけたら、次は危機感の共有です。
Microsoftの場合は、
「パソコンのOSではたしかに90%以上のシェアがある。Officeは世界中で使われている。しかし、パソコンに限らず、スマートフォンだったり、タブレットだったり、そういったものも合わせると、シェアは十数%しかないじゃないかと。社員にも言い出しましたし、社外にも言いました。チャレンジャーとして戦略を描いていかないと、競争に勝てないということです」
と危機感を共有してます。
どんなに素晴らしい会社であっても、見方を変えるとまだまだの所は沢山あります。そこから危機感を共有することがとても大事です。
なぜなら、成功して、危機感を感じていない状態って、人って変わろうとしないからです。
だって成功しているなら「今のままでいいじゃん」と思いますもんね。
だから、大切なのは「危機感の共有」で、
社員の半分以上は、「今のままではマズイ」と思えるかどうかです。
ここの気持ちの共有無くして、新しいことをしても、反発を招くだけで上手くいきません。
そして、Microsoftでは新しいカルチャーを息を吹き込むために10の行動規範を作りました。
・自分の前提条件を調べる
・質問する習慣をつくる
・すべての声が聞こえるようにする
・話す人が理解したと思えるまで注意深く耳を傾ける
・誤解に対処し不一致を解決する
・誰かに対して何かを強く感じたら、なぜかを自問自答する
・さまざまな背景を持つ人たちを受け入れ、彼らから学ぶ
・ストレスの多い状況を減らせるように行動する
・各自の貢献を理解する
・勇敢であれ
参照:保守化する社員を変えるためにマイクロソフトが実践する10の習慣
これはあくまでもMicrosoftの10の行動規範ですが、大切なのはあなたの会社にふさわしい行動規範をつくること。
しかも、みんなで作るということです。
これが会社の体質を変えていく、第一歩です。
まとめ
大企業でも、小さい会社でもカルチャーを変えるのは、大変なことです。ただ大成功した大企業であってもカルチャー改革を行うし、できます。
また、Microsoftのやり方に「これは俺達には無理」ってことありましたか?
基本的な考え方、方法は会社の大小関わらず、そんなには変わりません。
大切なのは、ポイントを押さえて、続けることです。
社員は今の状況にどのくらい危機感を感じていますか?
「あなたの会社で働きたい」と言われる
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Efyees株式会社
小宮勇人