人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
2018年度の新入社員1672人を対象に、実施した「仕事への意識や価値観に対する調査」についての記事がありました。
あなたは以下の項目について、最近の若い人達の傾向、わかりますか?
「会社に対して望むこと」
「上司に対して望むこと」
「昇格、出世について」
「働き方について」
「給与・賞与の使い方」
「社会人になって期待していること」
調査結果は、
「会社に対して望むこと」を聞くと、最も多かったのは「人間関係が良好」(61.3%)で、次いで「希望の職種、勤務地(海外を含む)」(20.8%)だった。以後、「定期的な昇給・昇格」(7.7%)、「残業が少ない、あるいは無い」(5.0%)、「充実した教育、研修体系」(3.7%)と続く。
「上司に対して望むこと」の回答として、「親しみやすさ」」(34.9%)、「丁寧な指導」(23.8%)、「公平な評価、平等性」(22.5%)が上位にランクインした。自主性や厳しさが求められる「意見の尊重」(10.3%)「リーダーシップ」(7.8%)の項目には回答が集まらなかった。
「昇格、出世について」は、1位「ある程度の出世はしたいが、とくにこだわりはない」という回答は51.9%で過半数に達した。一方で2位の「部長になり、部門戦略をたてマネジメントしたい」という回答は19.1%に過ぎず、平社員でいたくはないが、出世をして組織に密接に関わっていくことには興味がないといった様子がうかがえる。
「働き方について」では1位の「余暇やプライベートも充実させたい」が50.3%にのぼり、2位の「仕事に打ち込みキャリアアップを図りたい」はわずか18.8%に留まった。新入社員にとって仕事をする意味は、個人の生活のためであり、企業側との意識のかい離があると思われる。
「給与・賞与の使い方」では、1位に「旅行・レジャー・車・服飾などの趣味」 (41.7%)、2位は「生活費、貯蓄、奨学金などの返済」(41.3%)だった。前の設問で「余暇やプライベートを充実」と回答した内容が頷ける。
「社会人になって期待していること」の質問では、「自己成長」31.8%、「出会い」27.5%、「経済的な自立」19.3%、「社会や他者貢献」18.5%ということが明らかになり社会人1年目としての晴々した心持ちと覚悟が感じられる結果だった。
2018年度の新入社員「仕事はプライベートを充実させる手段」が過半数に 上司に望むこと1位は「親しみやすさ」
https://news.careerconnection.jp/?p=55631
では、私が社会人になった2000年の新入社員の方々の意識はどうだったのか?
その調査についてのアンケート結果があったので記載します。
第11回 2000年度新入社員 意識調査 (要旨)
https://activity.jpc-net.jp/detail/academy/activity000537/attached4.pdf
●2018年の新入社員の意識
「会社に対して望むこと」
→ 1位「人間関係が良好」(61.3%)
「上司に対して望むこと」
→ 1位「親しみやすさ」」(34.9%)
「昇格、出世について」
→ 1位「ある程度の出世はしたいが、とくにこだわりはない」(51.9%)
「働き方について」
→ 1位「余暇やプライベートも充実させたい」(50.3%)
「給与・賞与の使い方」
→ 1位「旅行・レジャー・車・服飾などの趣味」 (41.7%)
「社会人になって期待していること」
→ 1位「自己成長」(31.8%)
●2000年の新入社員の意識
「仕事を通じてかなえたい「夢」を持つ」(63.5%)
「先輩と意見が対立しそうでも、自分の意見をはっきり言う」(71.3%)
「仕事に対して最も求めるもの」
→ 1位「仕事のやりがい」(65.4%)、3位「休日」(12.3%)
「スペシャリストとして鍛える職場を望む」(52.4%)
「残業は多いが、自分の専門能力が高められる職場を望む」(35.5%)
明らかに、意識が違うのがわかります。
2018年は、「余暇やプライベートも充実させたい」という傾向が強いですが、
2000年は、「スペシャリストとして鍛える職場を望む」のように鍛えたい!!と思っているわけですから。
ですから、最近の若い子はやる気がない、根性がないなんて思うのは、ある意味当たり前。
それを言ったところで、やる気が出ればいいですが、更にやる気がなくなるでしょう。
最近の若い子は・・・とつい言いたくなりますが、私も言っています。
卓球の張本智和さん(14歳)、ロンドン五輪金メダリストを破る
https://www.nikkansports.com/sports/news/201806100000512.html
最年少プロ棋士の藤井聡太さん(15歳)は既に七段
https://mainichi.jp/articles/20180519/k00/00m/040/117000c
最近の若い子は・・・。
彼らからしたら、最近の大人は「やる気がない、根性がない」なんて思っているかもしれませんね。(笑)
あなたの周りの最近の若い人達、どんな才能が眠っていそうですか?
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小宮勇人