先日、ある工務店さんの勉強会をさせていただきました。
今回で11回目。
次回で勉強会を始めて1年になります。
ここの工務店さんは、設計事務所から仕事をもらって仕事をするのがメインとなっているのですが、自分達でも直接請負って仕事をしていきたいということで勉強会が始まりました。
下請けから脱して、直接工事を請け負うというのは、どの仕事をする上でもとても大切な事。
独立してもずっと下請け仕事なら、お勤めの状況と基本変わらないですからね。
社長、上司が仕事を取ってくる ➡ 仕事をする
元請けが仕事を取ってくる ➡ 仕事をする
そこで、下請業から脱するために必要なのが、今回のテーマである「差別化のための軸をつくる」です。
実はこの軸作りが結構難しくて、勉強会をさせていただいている工務店さんでもなかなかできなかったのですが、今回の勉強会でコアとなるものがようやってできてきたかなという状況です。
その軸が「材料の新しい可能性を見出す工務店」です。
当初から勉強会で、この工務店は何を売っている会社ですか?とずっと問い続けてきました。
工務店経営をしている多くの経営者の方が、住宅や住まいというかもしれませんが、それでは残念ながら売上アップにはつながりません。
だって、買う人は住宅や住まいが無いから住宅や住まいを買っているわけではないからです。
住宅や住まいが無く、だから住宅や住まいが欲しいんです、という人が溢れているなら、住宅や住まいを売っても売れるでしょう。
でも住宅や住まいが欲しい人で、住宅や住まいが無い人はどのくらいいるのでしょうか?
皆さん何かしらの住まいに住んでいるはずです。
だから、「住宅を売っています」「住まいを売っています」では売れないということ。
この認識は、社長だけでなく社員さんも知っておくことは必須ですよね。
そして住宅を通して何を売っているのかを作っていくために必要なのが、「差別化のための軸」なんです。
「材料の新しい可能性を見出す工務店」という言葉は、まだ完成させれた軸ではないですが、これをベースにつくっていきます。
またご報告していきますね。