人を大切にする経営で前年対比売上150%達成
社員の自主性と責任感を育て
単価アップにつなげる人財育成をしている小宮です。
スマホで土量計測。
現場監督時代、基礎の土量計算がめんどくさかったなぁと思い出します。
掘削すると、土量が膨らむし、ユンボで土を移動するだけでも空気が入り、土量が膨らむし、土によっても膨らみ方は違う。
まぁ、計算が合わない。
それがスマホ撮影で土量計測ができるって、すごい仕事が楽になってきますね。
さてここで思った。
どんどん便利になってくるけど、行きつく先ってどこだ?
日立建機は、モノとコトを 結び、安全性向上、生産性向上、ライフサイクルコスト低減を実現するICT・IoTソリューション「Solution Linkage」の展開を加速させる。日立ソリューションズと共同開発したスマートフォンで土量を計測できるサービス「Solution Linkage Survey」を10月から提供する。仮置きの土など計測対象の動画を撮影するだけで即時に土量を把握でき、進捗管理の手間やコストも抑えられる。
出典:【スマホで土量計測】対象周囲を動画撮影するだけ 日立建機・日立ソリューションズ
現場監督時代のめんどくさい仕事が、どんどん機械化され楽になってきますね。
上記の記事は土量の話ですが、他の建築の作業でも「めんどくさい」がどんどん機械化され、今後更に楽になってくるでしょうね。
そして機械化がどんどん進むと、極端な話、ボタンを押せば完成してしまう、そのような状態になってしまったら、どうでしょうか?
あなたの仕事は、何をする人?
ボタンを押す人?
先ほどの話も、現場で動画撮影をすると土量計算をしてくれるわけです。
一日それをしていたら、ある人からこう言われるのではないでしょうか。
「あなたの仕事はカメラマンですか?」
先日ある方から面白い会社を紹介されました。
それは、遊ぶ鉄工所と言われているHILLTOP株式会社です。
鉄工所というと、油まみれで、まぁ若者が好んで行いたい職種ではないですよね。
この本の著者 山本さんが若かったころ、この鉄工所で働き、機械的に同じ作業を繰り返すだけでの
変化のない日々に疑問を感じ、ある先輩に聞きました。
「毎日毎日、ずっと同じことをやっていて、しんどくないですか?」
「バカか、おまえは。仕事なんだから、しんどいに決まっているだろう!」
そして別の先輩は
「おまえ、作業中に仕事の事考えているやろ。それがあかんねん。ええか、おまえ、もう何も考えるな。考えたらあかんで。考えてたら耐えられへん。続かへん。頭を無にするんや。何も考えんと、手だけ動かせ。俺らはみんなそうしてるで」
と言われたようです。
もちろん山本さんは、納得しませんでした。
人は機械やない。
人には人にしかできない仕事があるはずや。
眠っているとき以外、大部分の時間を仕事に費やしているのに、
その仕事を「しんどくても機械のようにやれ!」はおかしい。
楽しくなければ仕事やないやろ。
「退屈なルーティン作業ではなく、もっと人間らしい仕事がしたい」
「取引先からのたび重なるコスト削減要求の先に未来はない」
そして、こう決断します。
8割ほどあった自動車部品の仕事をすべてやめる。
下請けから脱却するため、多品種少量生産へ一気に舵切り。
それによって今では、宇宙・ロボット、医療・バイオの部品まで手がける「24時間無人加工の夢工場」へ変身。
取引先はディズニー、NASAから一部上場のスーパーゼネコンまで今年度末に3000社超。社員食堂・浴室・筋トレルームがあり、「利益率20%を超えるIT鉄工所」とテレビで紹介され、年間2000人超が本社見学に訪れる状態になっているわけです。
山本さんが取組んだ変革はたった5つ。
1.「人」を変えた
2.「本社」を変えた
3.「つくるもの」を変えた
4.「つくり方」を変えた
5.「取引先」を変えた
やはり人づくりですね。
山本さんも本の中で
「ものづくり」の前に「人づくり」!
と言っています。
機械化がどんどん進むからこそ、「人」だからこその仕事に価値が出てきますね。
あなたの「人」としての仕事は何ですか?
「あなたの会社で働きたい」と言われる
魅力的な会社のサポート
Efyees株式会社
小宮勇人