コロナ禍やウッドショックなど経営に大きな影響を与える出来事があると、工務店経営について考える機会が増えると思います。

そこで今回は、工務店経営で失敗する特徴と成功する秘訣について考えていきたいと思います。

工務店経営で失敗する経営者の特徴

工務店経営で失敗する経営者の5つの特徴を以下に書きますが、まずは経営がうまくいかないそもそもの特徴について書きます。

それは、

・失敗に気付いていない、うまくいっていないことに気付いていない
・経営は波(上下)があり、うまくいっている時に、うまくいかなくなる時の準備をしない
・新しいことにチャレンジしていない

ということが考えられます。
 
これを読んでいる方は、何かしら変化に気付き、新しい情報を手に入れようとここにたどり着いた方だと思うので大丈夫だと思いますが、工務店経営で失敗する多くの方が以下の5つの特徴以前の問題の方も多いはずです。
 

「失敗に気付いていない、うまくいっていないことに気付いていない 」という方は、ケガしているのに「俺は大丈夫だ」、または強がり過ぎていて、本当に見ていて痛々しいです。癌などの病気も早めの対応が早期治療につながります。誰もがわかるレベルで気付くのではなく、誰もがわからないレベルで気付き、対応していくことはとても大切です。

 
「 経営は波(上下)があり、うまくいっている時に、うまくいかなくなる時の準備をしない」 というのは、うまくいっているとつい浮かれてしまうという特徴が人にはあるからです。また大変な時、社長一人で頑張って乗り切れるならいいのですが、コロナ禍のような状況では社長一人で乗り切るという状況ではないはずです。だからこそ、うまくいっている時に、蓄えをつくっておく、組織としての価値観の共有をしておくということはとても重要です。これは現場の段取りにもつながりますね。
 

「 新しいことにチャレンジしていない」というのは、イレギュラーに対応できる力がないということです。コロナ禍という状況は、イレギュラーなことが非常に多いです。だからこそ、日ごろから新しいことへチャレンジし、イレギュラーなことの訓練をするわけです。コロナ禍のような非常に厳しい状況の時、日ごろの行いが試される時です。

工務店経営で失敗する経営者の特徴1→ 集客ができていない

工務店経営で失敗する経営者の特徴1は、「集客ができていない」です。
当たり前のことですが、集客は一日でできるものではありません。日々の積み重ねです。またお金をかけて集客ができるのであれば、皆さん広告会社にお金を払い集客します。
ポイントは「あなた独自の剣」を見つけ、それを日々磨いていくことです。それが差別化につながっていき、集客につながっていきます。

工務店経営で失敗する経営者の特徴2→ お金の流れが見えていない

工務店経営で失敗する経営者の特徴2は、「お金の流れが見えていない」です。
お金は、体でいうと血液と例えることが出来ます。例えば大量の出血で今にも倒れそう、こういった状況の場合、まずは止血が先決です。
ですが、どこから出ているのか?どこを止めればいいのか?これがわからないと、常に血液は体外へ出続け、いつかは死にいたってしまいます。
工務店経営がこのようにならないためにも、お金の流れを見ることはとても重要です。

工務店経営で失敗する経営者の特徴3→ 社員の動きが見えていない

工務店経営で失敗する経営者の特徴3は、「社員の動きが見えていない」です。
お金の流れを作り出している一つの要素は、社員の動きです。特に見える動きだけでなく、表面からでは見えない「心の動き」を把握することはとても重要です。工務店経営で失敗する経営者の特徴2で、出血を把握し、止血するお話をしました。出血は経営でのムダ金であり、それを無くしていくことはとても重要です。その出血を生み出すのが、社員の「やる気がない」「めんどくさい」などの怠慢な心であり、その心が無駄な動きを生み、無駄な経費につながります。だからこそ、社員の動きを見て、社員の動きを把握することはとても重要になってきます。

工務店経営で失敗する経営者の特徴4→ 世の中の流れが見えていない

工務店経営で失敗する経営者の特徴4は、「世の中の流れが見えていない」です。
これは今回の経験でわかるように、いきなり「緊急事態宣言です」「ウッドショックで材料が入ってきません」とされては、経営舵取りは非常に厳しいですよね。世の中の流れを把握し、未来を予測する先見力を日ごろから養っていくことは、経営者としてとても大切な能力です。

工務店経営で失敗する経営者の特徴5→ 社長の思いを見せられていない

工務店経営で失敗する経営者の特徴5は、「社長の思いを見せられていない」です。
社長がどんな思いで経営をしているのか?これを日ごろから浸透させていなければ、イレギュラーな対応の際やピンチの時の底力につながっていきません。
人は「思い」でつながり、「思い」で普段以上の力を発揮します。
だからこそ、経営をする上でとても大切なのが「社長の思い」を見せることなんです。
その「社長の思い」こそが、経営理念なんですね。

工務店経営の成功の秘訣1は、「経営」を実践している

ユニクロを世界中に展開させる株式会社ファーストリテイリングのトップ柳井正さんが、これから経営者になる人のために、ぜひ知ってほしいことを書き記した「経営者になるためのノート」という本に経営者に必要な4つの力が書いてあります。

「経営」を実践しているとは、この4つの力を意識して実践している、とも言えます。

その4つの力とは、

「変革する力」
「儲ける力」
「チームを作る力」
「理想を追求する力」

を挙げています。

そして工務店として成功するためには、
上記4つの力を社長だけでなく
社員も意識して実践しているかどうかが
大きなカギを握っています。

工務店経営の成功の秘訣2は、「資金管理」ができている

資金管理は経営者にとってとても重要なスキルです。
ですが、これを管理できている経営者の方は意外と少ないです。

とりあえずお金が回っていればいい
年に一回の決算で管理していると
勘違いしている経営者の方も多いです。

工務店経営において難しいのが
お金の流れが把握しにくいことがあげられます。

入ってくるお金は、
契約したらすぐに全額が入ってくる
わけではありません。

着工時、上棟時、完工時と分けている工務店さんもあると思います。

また出ていくお金も一定ではありません。
事務所家賃などの一定なものも多少はありますが、
現場で使用する材料費等は、
現場の状況によって変わるため
支払いが一定になりません。

お金が入ってくるタイミングはバラバラ、
お金が出ていくタイミングもバラバラ、
これが工務店経営であり、
成功の秘訣として資金管理能力が必要なんですね。

もう少し具体的には資金に対しての予実管理能力です。

今月はいくら入出金があるのかを予測する
そして、一ヵ月実行して実際にはどうだったのか?
を集計する。

集計結果に対して、予測値との違いについて
なぜこのような結果になったのかを考察する。

これが工務店経営成功のための資金管理能力です。

工務店経営の成功の秘訣3は、「集客につながる差別化」ができている

差別化を意識している経営者の方は多いですが、
大事なのは集客につながる差別化です。

独自な売りがあり、差別化していても
それが集客につながっていなければ意味がありません。

差別化する際のポイントは、
大手と戦わない
大手と比べない
です。

中小企業の工務店では
資金的にも知名度でも
大手には絶対に勝てません。

また大手の凄さと
比べてしまう経営者の方もいますが
それもメンタルを下げるだけなので
意味がありません。

大手にはできない、あなたの特徴を活かして
経営している工務店さんが成功しています。

まとめ

工務店経営の成功の秘訣をまとめると、

・経営者の4つの力を意識して、経営をする
・毎月予定を立て、計画通り行えたのかの資金管理をする
・大手にはない独自の強みを見つけ、集客につなげる

ということです。

恐らくこれを読んでいる方は、
上記内容を実践している方もいると思いますが
ポイントは、社長だけでなく
社員も上記内容を意識して行えているかどうかです。

会社は社長だけでなく、社員と共に成長させていくものです。
次のステップとして、経営を意識して行動できる社員教育も
考えてみてくださいね。