先週、ある工事会社で笑みーティングという会議のサポートをさせていただきました。
今回はその報告をしますね。

笑みーティングで真剣に記入している場面



この会社様は毎月会議という笑みーティングを行っているのですが、工事会社で日中の時間を削って会議を行っている会社は結構珍しいと思います。

それだけ社長がこの時間が重要だという認識があるからこそ続いているわけですが、多くの工事会社ではこの時間の確保が非常に難しいと思います。

ただ残念ながらこの時間を取らないと、皆で会社を大きくしていこうという団結力はつかないと思いますし、未来に向けての新しい行動も生まれないと思うので現状維持のままなのではないでしょうか?

この会社も昔はやっていませんでしたし、私がサポートした時はまずは飲み会からミーティング的なことを行っていったのがスタートでした。

それが習慣化して今の形になりましたが、習慣化するためのおすすめはコンサルなどの外部の方を入れるのが一番いいと思います。


さて、今回笑みーティングで行ったことの一つは、従業員満足度調査です。
従業員満足度調査は年に2回行っていて7月と1月に行っています。

「ES(従業員満足)なしに、CS(顧客満足)なし」という言葉があるように、従業員が何に満足していて何に満足していないかは、社員に働いてもらっている上ではとても重要な要素です。

それを半年に一回調べています。

質問項目は、以下の14項目を名前無記名でWebアンケートで入力していただいています。

a. 仕事にやりがいを感じる 
b. スキル・能力が身につく仕事環境である
c. 社員教育・スキルアップなどの制度が充実している
d. 仕事に集中しやすい職場環境である         
e. 社内の人間関係は良好である    
f. 承認・称賛する社風である             
g. 仕事を通じた達成感を感じられる職場である     
h. 責任・権限のある仕事を任せてもらえる職場である  
i. 本業での社会貢献を実感できる職場である      
j. 評価制度に納得感がある              
k. 言いたいことが何でも言える明るい風土がある   
l. 会社から大切にされている実感がある        
m. 会社は自分のものだという当事者意識がある    
n. 仕事と私生活のバランスが保たれている

昔は紙に書いていただきましたが、より本音を話して欲しいのでWebアンケート形式にしています。

そうすると社員の気持ちが見えてきます。
初め社長は、これを見るのに抵抗があったそうです。

そうですよね、社長に対する評価みたいなものですから。
でも見える化しないと、残念ながら「従業員満足」という言葉だけでは抽象的で改善に進みません。

そして社員がこういったことを表現できるというのは、ストレス発散や会社に関わっている意識も出てきます。

自主性を育てるためには、会社に関わっている感覚はとても重要なんですね。


さて、ここまではあくまでも普通の従業員満足度調査ですが、実はEfyeesではある工夫をしています。

それによって単なる社員の意識や気持ちの調査だけではなく、社長と社員の意識のズレや気持ちのズレが更に起きにくくする方法です。


具体的には、社長にも従業員満足度調査を行ってもらいます。
正確には、社長に従業員満足度調査結果の予測をしていただきます。


これにより社員と社長の意識や気持ちのズレが数値化できるようになりました。
それによって社員がその社長とのズレを意識するようになったんです。

これは大きな発見でした。


例えば、社員の評価がある項目に対して10点満点中8点を付けたとします。
そして社長の予測が5点だった場合、3点のズレが生じています。

社長5点 < 社員8点

この結果は社長にとっては嬉しい誤算なのであまり問題はありません。
     

問題なのは以下の場合です。

社員5点 < 社長8点

社長の方が点数が高い場合です。

「えっ、お前らそんなに点数低かったの?」となりちょっとショックを受けますが、これを見える化することはとても大事なことです。

これが大きなストレスを生んでいたわけですからね。


そしてその後私が、

「さて皆さんこれが結果です。
 これに対してどう行動して改善していきましょうか?」

と促し、社員さんに行動の改善を促していきます。



サポートしている会社の結果公表と行動改善は来月行っていきますが、
Efyeesではこのようなことを行い
社員さんの自主性を促しています。

この会社の来月が楽しみです。


社員の成長なくして、会社の成長なし。
ES(従業員満足)なくして、CS(顧客満足)なし


是非、あなたも上記の内容を取り入れ、社員の成長を促してみてくださいね。